おへそ、現在と想い。

はじめに

2020年3月20日に「おへそ」が生まれてから、早いもので1年以上が経ちました。
おへそを始めたおかげで、私たちの生活に深みが出てきたのを感じています。発信が苦手な私たちですが、日々の取り組みや心模様を備忘録として残しておきたいと思うようになり、少しずつ書き記していくことにしました。
今日は現在のおへその様子の紹介をしたいと思います。

おへその今は?

現在のおへその様子です。
おへそは私たちが住んでいる家の一室を改装したコミュニティースペースです。この家はもともと空き家で、2019年の3月から住んでいます。現在おへそとなっている部屋は、DIYワークショップを開いてプロの大工さんと仲間たちと共に楽しくリノベーションしたお部屋です。


DIYワークショップのスタートが2020年2月。そこから1か月ほどかけて、和室の床の間や押入れを解体し、床も剥いで畳から無垢のフローリングに張り替えました。床、壁、天井の解体とボード張りまでを皆に協力してもらい、その後の漆喰塗りは私たち夫婦でやりました。
その後、クラウドファンディングで資金を集めDIYワークショップ第2弾を2020年11月からスタート。この時に薪ストーブを設置し、ウッドデッキを作りました。


こうして完成したおへその空間で、定期的に楽読(速読)教室と和菓子サークル、不定期でヨガクラスやリラクゼーションサロンを開いています。(楽読教室と和菓子サークルは共同開催、ヨガとマッサージは自主開催です)
この秋からリトリート合宿や「えびら」という竹かごを編む教室を開催する予定です。そして現在、こうちゃんが木工所の開設に向けて準備中です。まもなく木材から自分で調達する木工作家としての活動をスタートさせます。

 

速読教室
夫婦でのDIYも定期的に

おへその想い

実はおへそを始めてから、私はずっと自信がありませんでした。私の周りには、深い知識と技術を持っていて、核となる生業を持って自分の人生を作り上げている人がたくさん居ます。その人たちに比べたら、私なんて何もないと苦しい気持ちになっていました。
それでもここまで来られたのは、DIYワークショップで講師をしてくれたけんさん(大工さん)とその奥さんのりえっち、参加してくれた方々の励ましと支えがあったからです。おへそに来てくれる皆さんが、私の思っている事を(ポジティブな事もネガティブな事も)まるっと受け止めて聴いてくれるので、かつては自己否定ばかりしていた私が、今はそれでOK!と思えるようになりました。それはどんな自分も肯定するということではなく、ダメだと思っている私も、今の等身大の自分として見るということ。そうするとダメージを受けることが無くなり、より純粋に自分の本心に従えるようになりました。


おへそのテーマは「自分とつながる場所」。ここに来てくれる人が自分とつながり、本当の自分を生きられるようになってほしいと思っていたのですが、そもそも私が自分とつながってなかったんですね。でも、おへそという場を作ったおかげで、少しずつ本当の自分に近づくことができています。
おへそは私とこうちゃんの2人で運営をしていますが、そのうえで私たちが大切にしていることがあります。それは、おへそを私たちの暮らしの延長線上に置くということ。誰かのために何かをするのではなく、私たち自身が私たちの人生を楽しく豊かにしていく過程を、ここに来てくれる人と共有する。つまり「暮らしのおすそ分けをする場である」ということです。私たちが迷いながらも一生懸命に暮らしをつくる姿をみて、その人の中にちょっとだけ勇気が湧いたり、こんな生き方もあるんだと視野が広がったり、ほんの小さな変化がおこってくれたらいいなと思っています。


これからも引き続き、本来の自分とつながる場=おへそで私たちの暮らしのおすそ分けをしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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